キャンディルグループのドローンパイロットにインタビュー

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キャンディルグループのドローンパイロットにインタビュー

キャンディルグループのバーンリペアでは、住宅の屋根や外壁のドローン点検を2021年12月より実施しています。

飛行エリアは、北海道、東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏と愛知県。
認定パイロットは24名です(2023年1月現在)。

今回はドローン点検を担当しているバーンリペアのサービススタッフのMさん(点検第二ブロック)にインタビューしました。

-Mさんはバーンリペアのドローン点検の第一弾認定パイロットとのことですが、認定パイロットになるまでにどんな勉強をしましたか?

ドローンパイロット
「キャンディルグループでドローン点検を始めると聞いて、自分も第一弾認定パイロットとしてぜひやりたい!と思っていました」というMさん
航空法、民法、ドローン点検に関連する各種条例、小型無人飛行禁止法などの座学のほか、ドローン点検アプリを利用するので、飛行デモやアプリの仕様説明の実技も講習を受けました。
認定パイロットになった後も法律関連の知識や実技面でのアップデートが求められます。
社内の認定パイロットに対して法律関連は別の担当者が、実技面は私が随時落とし込みをしています。

-ドローン点検のニーズは高いと聞いています。

そうですね。私も、ほぼ毎日ドローン点検に行っている状況で、私だけでもドローン点検戸数は200件を軽く超えています。
私は主に埼玉担当ですが、茨城や千葉などのドローン点検の応援に行くこともあります。
今後、認定パイロットをさらに増やしていく計画です。

-ドローン点検にはどんなドローンを使っていますか?

たたんでいない状態でL322×W242×H84、重さは約900グラムです。
最大飛行時間は31分(無風時)、最大海抜6,000メートルまで撮影可能です。
衝突回避センサーが前後左右上下の計6個付いていて、高画質カメラは真下から水平まで方向調整できます。
アプリを使って半自動操作ができるのですが、プロポ(送信機)を使用して手動操作もします。

-ドローン点検前に行うことはありますか?

・点検当日までに飛行制限の有無を確認
・現地での周辺確認、オーナー様へ許可、近隣住宅のご案内、機体チェック
・飛行情報共有機能への機体、操縦者登録
などを行い、安全に点検できるように準備しています。

線路脇の住宅のドローン点検では、電車の窓や駅で電車待ちをする方の視線と飛行時のドローンが同様の高さになることが予想されたので、鉄道会社にも事前連絡したことがあります。

-ドローン点検のポイントを教えてください!

ドローン点検では
・屋根瓦の割れ、ズレ、反り
・屋根板金の錆や汚れ、防水面の浮き、破れ
・軒樋の退色、樋内の汚れや詰まり
・ソーラーパネルの損傷や汚れ
・アンテナの設置状態
・電気引込金具の破損や周辺外壁材の割れ
などを見ています。

-ドローン点検のメリットは?

ドローン点検では屋根に上がって目視する必要がなく、転落事故が防げます。
点検時に劣化してもろくなった屋根に上がることで屋根を傷つけたり、屋根が割れてしまうケースもあると聞いています。
雪を積もりにくくするために大きく傾斜をつけた屋根などは、屋根に上がっての目視は困難ですが、ドローンでは点検可能です。

高所カメラでの点検よりも精度が高いことも、ドローン点検のメリットです。
特に屋根の割れなどは、ドローン点検のほうがより細かくわかりますね。

また、高所カメラでの点検よりも点検時間をかなり短縮できます。
高所カメラは建物の角に立てて撮影するので、東西南北の4カ所などから撮影する必要があるのですが、ドローンは1回の飛行で撮影できます。
建物の大きさによっても前後しますが、高所カメラでの点検は平均45分、ドローンでの点検は平均15分くらいです。

-ドローン点検のデメリットは?

雨天や強風時には飛行できないことです。
悪天候でドローン点検ができない時は、高所カメラで点検します。

-ドローン点検について、住宅オーナー様からはどんな反応がありますか?

「屋根の上に人が上がらずに点検できるので安全面で安心感がある」「点検前に近隣の方々に挨拶していただけるので安心」といった声をいただきます。

住宅オーナー様の小学生くらいのお子さんが興味を持って、ドローンを見に来ていただいたこともあります。
先日は点検中にご近所の方から「見せてもらっていいですか?」と声をかけていただき、ドローン点検を見学していただきました。
ご自身は仕事で橋をドローン点検されていて、ドローンを使った屋根点検も見てみたかったのだそうです。
住宅オーナー様以外からもドローン点検に興味を持っていただけていて嬉しいです。

-これからやっていきたいことは?

社内の他の認定パイロットに対しての技術アドバイスは、引き続きやっていきたいです。
アプリを使って半自動操作もできるのですが、慣れてきたらプロポで手動操作したほうが使いやすいこともあるので、現場に出向いてプロポにまだ自信のない認定パイロットを巡回指導し、点検マニュアルも作成しています。
また、住宅展示場などでドローン点検のデモなどを行って、どんなことが点検できるのか、安全性についてなどをアピールし、ドローン点検の認知度も上げていきたいです。

-ドローン点検に興味がある、または検討中の住宅オーナー様に向けてメッセージをお願いします。

バーンリペアで使用しているドローンは全世界のドローン販売実績70%のシェアを持つ会社で、性能・操縦のしやすさ等、どれをとっても高評価の製品で信頼があります。
ホバリング性能(空中停止)も安定しているため、パイロットも安心して飛行できます。
飛行前に安全飛行のための点検、法的な手続きを行い、国土交通省への届け出、飛行時の連携も行っています。
通常では住宅オーナー様ご自身で点検できない高所の点検を、ぜひバーンンリペアにお任せください!

-本日はありがとうございました!

担当エリアの埼玉だけでなく、茨城や千葉のドローン点検の応援にも出向くというMさんですが、リペアの繁忙期にはリペア現場の応援にも行っているそうです。
「もともとリペア職で入社しているので、リペアもできるんです!」とのこと。
キャンディルグループの技術系従業員は、点検、リペア、施工など、各専門業務に従事する人がほとんどなので、Mさんのようにリペアと点検の兼務は、かなりのレアケースかもしれません。
さまざまな技術系業務をこなせるのは、“手先が器用さ”が関係しているのでは?と考えています。

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